せんたくばさみ

たくさんとめる

20191202_初めて湯豆腐を作った日

日記20日目。

ついに20日である。

ここ数年、二十日も続いたものがあっただろうか。

 

今朝も目は覚ますものの、寝たら起きたりを繰り返してお昼になってしまった。

早く起きねばと思って昨晩予約しておいた洗濯機がピピピッと鳴ってから、3時間が経過していた。

 

布団から出てカーテンを開けたらゴミの日だったことを思い出し、慌てて下のパジャマだけ着替えてゴミを出した。

一階まで降りただけだがお腹が空いてしまうも、これ以上洗濯物にシワを増やしてはいけないと自分を奮い立たせ、干す。

雨降ってたけど。

止みそうだったし、屋根があるアパートは最高だなあと思いながらとにかく干した。

25:24の今も干してある。

明日の朝日で乾かすことにしたし、ずぼらがいき過ぎていて何も疑問を持たなかった。

 

朝昼兼用のご飯をどうしようかと迷ったけれど、ホットケーキを作ることにした。

パンも切らしていたし片手鍋も洗ってなかったからだ。ひどい。

 

調べるとベーキングパウダーと牛乳無しでも作れるレシピがあったので、軽い気持ちで始めた。

卵白を分けてツノが立つまでひたすら手持ちの泡立て器で混ぜ続けるのだが、これがすこぶる重労働だった。

中高テニス部でADとしてもバカ重い荷物を持ってきた私はここ数年でスマホより重いものを持っておらず、いやそんなバカなことはないが、腕がすぐに悲鳴を上げた。

情報強者なのでボウルを抱えながらSiriに「卵白泡立て器泡立て方コツ」と叫ぶと適当なサイトを見つけてくれたので開けば、「だいたい15分くらい頑張ってください」と書かれていたので発狂するかと思った。

しかし私はフワフワの卵白が与えてくれる幸せを知っていたので、部屋の中を歩き回りながらひたすら混ぜ続けた。

 

結論、まあ確かに13分くらいでツノ立った。

慌てて卵黄と水を入れ、小麦粉と砂糖を入れて製菓用のヘラはなかったので木べらでさっくりと混ぜ、弱火のフライパンにぜーんぶ流し込んでやった。

まあきれいな円になった。

 

弱火でじっくり焼いている間、せっせと昨日から溜まっていた洗い物を片付ける。

洗い物は本当に嫌いだけど、料理を待ってる間は手が動くので謎である。

いい感じになってきたので勢いよくひっくり返したら、フワフワ過ぎて打ち付けた拍子にちょっと潰れた。

 

そんなこんなで焼き上げた特大ホットケーキは、まあきれいに焦げたし蜂蜜も切らしてたのを忘れてたけど美味しかった。

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でかい。

 

グランメゾン東京を見ながら食べた。

本格フレンチの手前、さながらナイフとフォークである。

貯金が少ないとこんなことでも楽しくなるのだ。

 

ドラマは何だか拍子抜けだった。

せっかく仕事と育児を両立できる新しいシェフの姿を見せてくれると思ったら、無責任に出て行った元妻がいきなり出てきて子供をフランスに連れ帰ってしまった。

何だそれは。

元々天才たちの集まりなので理解しえないところが多いけどそこが楽しかったドラマのうち、唯一いまの社会的に新しい部分を見せてくれると期待していた。

それなのに子供の意思を確認するシーンも無く、これまで子供との時間を作るために実母と協力して懸命にやりくりしていたのにその辺りの葛藤も薄く、残念だった。

結局子を思ってこその決断だと見せたかったはずが、料理を優先して逃げた母親に子を預けるような印象になってしまい、モヤモヤしてしまった。

特にトップレストランの順位発表も、今まで日本のレストランの最高位が20位だった前提で急に10位に入り、且つライバル店は8位に入るという謎のご都合展開。

これで裏工作も何も無くハッピージャムジャム盛り上げターン!だったら虚しくなってしまう。

 

何だか消化不良のまま食事を終え、着替えて買い物に出かけた。

先日行った薬局が、食パンを69円で売っていたのだ。

歩いたら往復1kmくらいあって、意外に遠かった。

家を出たらまだ雨が小降りで、一度戻ったのが情けなかった。

 

食パンに18円の焼きそばやもやし、5個178円の冷凍うどんを買う。

ダノンヨーグルトの4個パックが 98円だったのでありがたく購入。

あと夜な夜な甘いものが足りなかったので、アルファベットチョコレートの廉価版みたいのを買った。

グラム単位で計算して安い方を買うのだ。

あと牛乳も買った。

ホットケーキを水で作ると何だか味が薄かったので。

貰った明太鮭でクリームうどんも作れそうだし、お好み焼きにも使えそうなので。

明日の火曜特売でキャベツをゲットしたい。

 

帰ってきて諸々の書類を作ろうと思ったが、つい未読だった青の祓魔師の新刊を手に取ってしまった。

ここ数ヶ月は取り敢えず買っても何だか読む気になれず、ずっと詰んだままだったのだ。

やっぱりめちゃくちゃ面白くて、ワールドトリガー のために毎月買っていたジャンプSQを遡り、単行本の続きを読んでしまった。

燐の出生が想像を遥かに超える壮絶さで、心が折れそうになる彼をしえみの元に行かせたメフィストまじ分かってんな、としみじみしてしまった。

 

19時になり、昨日のお風呂→ベッドの直行コースのホカホカ感が忘れられず、先にご飯にした。

しかしここ最近は限りある食料による自炊が食傷気味だったので、今まで作ったことのない飯にしたかったので、調べた。

 

そういえば一口豆腐が4つも余っていたので、意外にやったことのなかった湯豆腐を作ることにした。

ヘルシー過ぎて今までの私なら「食べた気しなくない…?」となっていたし、「豆腐茹でて何が美味いの…?」となっていただろう。

しかし今の私は違うのだ。

極限に金が無いうえ運動不足という条件、ヘルシーと低コスト意外に何を求めようか。

 

という事でネギともやしを追加し、気付いたら細切れにして冷凍してあった鶏モモも追加して水炊きのようになっていた。

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水炊きも湯豆腐も実家で食べたことがないので本物が分からない。

昆布で出汁を取れと書いてあったけど、昆布なんか無いので出汁の素とチューブの生姜でやり切った。

あとは鶏が良い出汁を出してくれていた。だしを。

 

つけだれはレシピ通り醤油とみりんと水と鰹節、あとネギとゴマを散らした。

味変のために生姜と追い鰹節、あと献立いろいろ味噌に七味を振った奴。

結局つけだれが良い感じで、味噌は余ってしまった、反省。

初湯豆腐だったが、暖房もつけない寒い部屋だからこそ熱々の豆腐が旨かった。

生姜も大量に入れたので身体がポカポカした。

 

湯豆腐をすすりながら昨日の関ジャムを見た。

日プにも出ている安倉先生がゴリゴリ人の声質を判定していて、改めてすごい人だなあと思う。

ぜひ菅井さんも出てほしいと思ったが、あのカッコ良すぎる本気モードは知ってる人が知ってればいいのかもしれない、なんてのも思った。

横だけ歌にコンプレックス有りまくって診断をパスしていて、ちょっと切なくなってしまった。

Twitterお姉さんたちが横の歌すきだよって口々に言ってた意味が分かった。

ゴスペラーズとのコラボも良かった。

 

今日はちゃんとお皿を洗えたし、排水口もきれいにした流れで明日のゴミもまとめられた。えらい。

そういえば今日掃除機もかけられたんだった、えらい。

 

お風呂上がって、22時には布団に入った。

書類作成のお供に今日買った廉価版アルファベットチョコの大袋を開けると、ブワッとチョコレートの香りがして、久々の甘いそれに広角が上がってむふふとしてしまった。

どれだけ飢えているのか。

 

Amazon musicで夜のジャズのプレイリストを掛けながら、パソコンで書類を作って提出した。

最初間違えて南米のジャズを掛けてしまい、突然ビートが激しくなるので慌てて元に戻した。

元々音楽のサブスクはSpotify派だったのだが、無収入なので泣く泣く一旦解約した。

アマプラは月500円で動画も音楽も本も読めてすごいなと改めて感心してしまう。

ただUIやプレイリスト、単純に曲数も多いので出来ればSpotifyに早く戻りたい。

今毎月払ってるの、アマプラとradikoとジャンプの定期購読だけになる。

それだけでも約2000円かあ、大きい。

 

そういえばこの秋の編成期?で19-21時のfm802の番組「BEAT EXPO」が終わってしまい、ショックだった。

TTこと竹内琢也と土井ちゃんこと土井コマキが2日ずつDJを担当する番組で、残業中や帰宅途中を意識した洋楽やシティポップとか耳触りの良い選曲が多かった。

洋楽に疎い私にとっては毎回新しい曲と出会わせてくれる場所で、しかも2人ともジャキジャキしておらず、聴いていて心地良い回しでとても好きだった。

あちらに引っ越した当初、メッセージを送ったらTTが読んでくれて、名物コーナーだった「お疲れ様コーヒー」も当てて下さり嬉しかった。

パッケージも可愛いしTTからの直筆励ましメッセージもあって、心細かった私にとっては本当に嬉しかったのだ。

何だか飲むのがもったいなくって、化粧をする棚に飾って毎朝見ていた。

そんな番組がなくなって、心底悲しい。

 

新しい番組「EVENING TAP」に土井ちゃんは引き継いだけど、TTは外れてしまった。

同じ雰囲気かと聴いていれば、何やら邦ロックが多い。

元々邦ロックは好きなのだけど、この時間にジャキジャキしたものを聴きたくなかった。

今は仕事をしていないけれど、残業を頑張っている時間帯だった感覚が染み付いているので、少し複雑だった。

 

何の話だっけ。

まあそのあと布団でFGO を進めて、Twitterをチェックした。

 

ここ最近は他人に会っていないので、ニュースも流行りも全てがTwitterに依存している。

Twitter社会の窓口であり、多くの人の会話を聞くような感覚になっている。

無職の怖いところはずっと1人でいることで社会から何もかも乖離し、全て自分が正しいと思い込んで元に戻れなくなることなのだ。

だから日々の動きとかに触れたくて縋っているのだけど、果たしてこれは最善なのかと不安になる。

 

おそらく正しくは無い、1番は他人と話して社会に実際に触れてリハビリすべきなのだ。

でもこちとら人と会うお金すらないし、こういう状況で気楽に会える友達すらいない。

となると最低限の情報と、それに対する一元的でない意見を広く収集しないと不安になってしまうのだ。

テレビは一方的なので、それを善と取るか悪と取るかの両面を見ないと、自分の中の基準が歪みそうで怖い。

 

いや既にそんな事を続けている時点で基準は歪んでいるのだけれど。

だからこそこれ以上依存するのも、私の精神衛生上良くない気はしているので、迷いどころである。

 

そういえば今日、為末大氏のツイートが印象的だった。

燃え尽きる人間は共通点して自分をよく知らない。外のことには敏感だけれども自分の心には鈍感な傾向がある。また真面目で、責任感が強いタイプも多い。人間の心は気の持ちようでいくらでも強くなると思っていて、辛い環境におけば置くほど人の心は強くなると思っている。

Dai Tamesue(為末大)@daijapan

 

その通りだと思った。

燃え尽きる人間は、大抵自分のことをよく知らない。

心に鈍感─の下りはきっと潰れてしまう人の真面目さを指摘してるので少し私とは違う気もするけど、ここはファーストインプレッションで私にとって都合の良い解釈をしよう。

 

いま私は燃え尽きるほど燃えられないけど、芯もへったくれもない、指で押したらすぐ形を無くす灰のようなのである。

私は私を知らない。

あの道がダメだったから諦められるのか、まだしがみつきたいのか、何が向いているのか、向いていないのか。

努力する自信がないくせに、自己顕示欲だけ高いからこそ認められないのか。

私は私を知らないし、受け止められてないし、認めていないからこそ今の状態から進めないし、これまでも何一つ形にならず、年齢相応の経験をして来れなかったのだと最近ようやく自覚した。

 

真面目で責任感が強いのかどうかは分からないけど、何だか腑に落ちてしまった。

私は次どこかで働く前に、というか何でも良いから一歩進む前に、皆と同じくらい自分を知らなきゃいけない。

何がしたくて何がしたくないのか、何が向いているのか、趣味と仕事をどう分別して生きていくのが私にとってベストなのか、寧ろどれが趣味なのか、意外に捨ててもそれほど執着のない好みだったのか、冬はどこが乾燥するのか、体のどこに毛が生えているのか、爪の形が不格好だったり、お腹に肉がつき始めていたり、体力が落ちていたり。

自分に興味を持って真剣に向き合わねば、また同じ過ちを繰り返し続けるだけなのだと思う。

 

自分に向き合うのは怖い。

今以上に自分の情けなさと向き合い、不勉強さと直面しもっと恥ずかしくなって自分の事が嫌いになりそうだからだ。

前田裕二の「メモの魔力」にそそのかされて自己分析をした事があるが、20問くらいで挫折した。

答えがない問と向き合い続けるのがしんどかったし、そうなりたくない自分がいて目を晒したかったし、ここまできて自分に嘘をつき続けようとする自分が胡散臭過ぎて何も信じられなくなったし、挙句の果てにはその赤裸々に綴ったノートを失くしたからだ。

 

まあまあ人には言えない内容のノートを無くして死ぬほど焦ったけど、そんな中で転職が決まってしまったのでその存在もどうでも良くなった。

今となっては元会社のセクハラモラハラジジイが盗んだのではないかなどとありもしない(多分)疑念を掛ける事で何とか自分を落ち着かせている。

 

まあ何はともあれ、時間はたっぷりあるように見えて死へのカウントダウンは始まっているので、しっかりと向き合う必要がある気がする。

向き合っても始終私が私に嘘をついて演じ続けちゃって何も出て来なくても、やり切ったという達成感だけは得られるのではないか。

あの前田裕二の鬼の1000問、果たして向き合い切れるのだろうか。

失業保険の対象である90日、1日11〜2問向き合えば何とか終わる。

いや結構負担だけど…。

 

最近は手で何かを書いてすらいないので、何かしらリハビリをすべきかもしれない。

 

そういえば今日も過去の経歴をPCで書類に書くとき、思い出したくなさすぎて脳が一部勝手にシャッターを下ろした気がする。

明日そういう話をしなくちゃいけないのに、まだまだまだまだ向き合いたくなくなってしまう。

 

何で時間は有限だし、私は私に興味がないのだろう。

ちゃんと自分を知らないくせに偶々人と仕事の縁は今までめちゃくちゃ巡り合わせが良かった。

夢を叶えられそうになった途端ダメになったのは、それを生かしきれなかった罰が当たったのかもしれない。

 

今思えば、夢って言ってるけどそれほど夢じゃなかったのかもしれない。

だったら何で私なんか奇跡の椅子に座らせたのだろうか。

諦めさせるためか?よく分からない。

 

眠い、また書きすぎた。

明日はお昼に電話があるので、午前中に起きて頭を動かしとかなきゃいけないのに。

 

朝起きてご飯を食べる。

ゴミを出す。洗濯回すのも良し。

散歩がてら買い物に行く。

洗濯物を畳む。

美容院をチェックする。(そろそろやばい)

本の収納グッズをチェック。(買えないけど値段の相場を見ておく)

 

そういえば今日、手数料0円だったので高速バスをキャンセルしたら、口座返金で振込手数料が400円も掛かった。

ふざけんなと思ってしまった、悲しい。

キャンセルして安く取り直した方は1500円くらい安かったので、まだマイナスの方が多くて良かったけれど、もう二度と予約しねえと思った。つらい。